政権交代!!
政権交代、ついに自民党から民主党に、してしまいましたね・・・。。
こういう議席状況になる、という予想は、週刊誌、新聞等で報道されておりましたが、実際に現実になってみると、やはり感慨深いと言うか、これからどうなるのかという期待と不安がありますね。
もちろん全くの私見ですが、今回の結果は、自民党・公明党が、やはりあまりにも国民の気持ちに鈍感だったのではないか、と言うことによると思います。
前回、小泉純一郎さんが、「郵政民営化」の一点突破で自民党を圧勝に導きましたが、その原因は「自民党をぶっ壊す!!」「国民に郵政で信を問いたい!!」といって解散総選挙に打って出たのを、われわれ国民は「この政治家は(政治家にしては珍しく?)嘘をついていない。」「この人なら信用できる。」「われわれ国民のために古い自民党と戦ってくれる。」と信用し信頼し投票したことにあったのではなかったでしょうか。
今回の選挙結果は、結果的に現在のような国の状況になって、国民が「こんなはずではなかった。」「こんなに景気が悪くなると思わなかった。」「こんなに格差が広がるとは思わなかった。」「痛みに耐えるだけでちっとも私の生活は良くならない。」「自民党がぶっ壊れるどころか、古い自民党が復活してきている。」「であれば自分の一票で一度自民党をぶっ壊すしかない。」と思ったからではないでしょうか。
・・・しかし、小泉待望論が、今回の選挙のすぐ前まででも、国民の間に、未だに根強かったのが不思議な感じはします。もう一度小泉さんに登場してもらって「騙して」欲しいのでしょうか・・・それとも「小泉さんだったらこんな風にはなっていなかった。」と思うものなのでしょうか。それとも「小泉さんだったら今の状況でも許せる。」と思うものなのでしょうか。
推察するに、今回の選挙結果は、今までの自民党支持者も含めて、「われわれ選挙民を騙すのもいい加減にしろ。」「税金の使い道をきちんとしろ。」「税金を不正不当に使っている悪い官僚と悪い政治家がいるのではないか。」「誰かが悪いことをしているのではないか。」という不信と怒りの顕れだったのではないでしょうか。
いまNHKで細田さんが喋っていますが、「得票数は自民と民主で獲得議席数ほどの差はない。」とまぁ「負け惜しみ」みたいなことを言っております。が、これは小泉自民党圧勝のときの裏返しであって、まさにしっぺ返しというか、天につばを吐く発言ですね。このような部分、このような感性が、まさに国民からみると「癇に障る。」のではないでしょうか。
いま亀井静香さんが言ってます、「富の再分配」が政治の大きな機能の一つですが、そのやり方が弱肉強食・優勝劣敗であって、まさに弱いもの(若者・老人・女性など)が強者(官僚・企業・組織・外資等)に食い物にされたのではないか、という疑念を国民から持たれたのが敗因ではないでしょうか。
このような話題は、不動産鑑定には直接関係はないかもしれませんが、しかし実際、若手鑑定士の一部の間には、「不動産鑑定業界にも既得権益による不当な利得や参入障壁があるのではないか。」という疑念があるようです。
先日この欄で書きました、東京都の「競売評価人」の件もその一つかもしれません。
選任されると年に優に100件以上の受注があり、何千万円かの売上がほぼ保証されます。
その一方で、仕事の少ない鑑定士もたくさん存在しているわけです。
小生としては、国のかたちとして、不正不当な税金の使われ方がなく、公正で健全な競争状態があって、落伍した場合にも再チャレンジできる環境がある、そんな風に変わっていけばいいなぁ、と思いますが、まぁ当面は政権交代の混乱が起きるでしょうから、我々国民も、短気を起こさず、すこし長い目で見守ることが肝要なのではないでしょうか。
マスコミがつまらない政権党たたきをしないことを祈ります・・・。。
ちなみに本日の日刊ゲンダイにとても共感を持ってしまいました・・・(^T^;)
ではまた。
こういう議席状況になる、という予想は、週刊誌、新聞等で報道されておりましたが、実際に現実になってみると、やはり感慨深いと言うか、これからどうなるのかという期待と不安がありますね。
もちろん全くの私見ですが、今回の結果は、自民党・公明党が、やはりあまりにも国民の気持ちに鈍感だったのではないか、と言うことによると思います。
前回、小泉純一郎さんが、「郵政民営化」の一点突破で自民党を圧勝に導きましたが、その原因は「自民党をぶっ壊す!!」「国民に郵政で信を問いたい!!」といって解散総選挙に打って出たのを、われわれ国民は「この政治家は(政治家にしては珍しく?)嘘をついていない。」「この人なら信用できる。」「われわれ国民のために古い自民党と戦ってくれる。」と信用し信頼し投票したことにあったのではなかったでしょうか。
今回の選挙結果は、結果的に現在のような国の状況になって、国民が「こんなはずではなかった。」「こんなに景気が悪くなると思わなかった。」「こんなに格差が広がるとは思わなかった。」「痛みに耐えるだけでちっとも私の生活は良くならない。」「自民党がぶっ壊れるどころか、古い自民党が復活してきている。」「であれば自分の一票で一度自民党をぶっ壊すしかない。」と思ったからではないでしょうか。
・・・しかし、小泉待望論が、今回の選挙のすぐ前まででも、国民の間に、未だに根強かったのが不思議な感じはします。もう一度小泉さんに登場してもらって「騙して」欲しいのでしょうか・・・それとも「小泉さんだったらこんな風にはなっていなかった。」と思うものなのでしょうか。それとも「小泉さんだったら今の状況でも許せる。」と思うものなのでしょうか。
推察するに、今回の選挙結果は、今までの自民党支持者も含めて、「われわれ選挙民を騙すのもいい加減にしろ。」「税金の使い道をきちんとしろ。」「税金を不正不当に使っている悪い官僚と悪い政治家がいるのではないか。」「誰かが悪いことをしているのではないか。」という不信と怒りの顕れだったのではないでしょうか。
いまNHKで細田さんが喋っていますが、「得票数は自民と民主で獲得議席数ほどの差はない。」とまぁ「負け惜しみ」みたいなことを言っております。が、これは小泉自民党圧勝のときの裏返しであって、まさにしっぺ返しというか、天につばを吐く発言ですね。このような部分、このような感性が、まさに国民からみると「癇に障る。」のではないでしょうか。
いま亀井静香さんが言ってます、「富の再分配」が政治の大きな機能の一つですが、そのやり方が弱肉強食・優勝劣敗であって、まさに弱いもの(若者・老人・女性など)が強者(官僚・企業・組織・外資等)に食い物にされたのではないか、という疑念を国民から持たれたのが敗因ではないでしょうか。
このような話題は、不動産鑑定には直接関係はないかもしれませんが、しかし実際、若手鑑定士の一部の間には、「不動産鑑定業界にも既得権益による不当な利得や参入障壁があるのではないか。」という疑念があるようです。
先日この欄で書きました、東京都の「競売評価人」の件もその一つかもしれません。
選任されると年に優に100件以上の受注があり、何千万円かの売上がほぼ保証されます。
その一方で、仕事の少ない鑑定士もたくさん存在しているわけです。
小生としては、国のかたちとして、不正不当な税金の使われ方がなく、公正で健全な競争状態があって、落伍した場合にも再チャレンジできる環境がある、そんな風に変わっていけばいいなぁ、と思いますが、まぁ当面は政権交代の混乱が起きるでしょうから、我々国民も、短気を起こさず、すこし長い目で見守ることが肝要なのではないでしょうか。
マスコミがつまらない政権党たたきをしないことを祈ります・・・。。
ちなみに本日の日刊ゲンダイにとても共感を持ってしまいました・・・(^T^;)
ではまた。
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